クロールで胸に体を預けたら一気に上達した

トレーニング理論

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

トライアスロンを始めた時に鬼門だったスイムが一気に上達した時の経験を記事にしました。

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初心者は息継ぎでつまづく

水泳初心者は息継ぎでつまづきます。

水泳ではなるべく体を水面に水平にするようにしますが、息継ぎするときはどうしても頭を少し上げることになり、脚が沈みます。程度は違えどトップスイマーも同じです。

ただ、初心者はここで脚が沈み過ぎて体が立ってしまい、キックを打っても元の位置まで戻せずに体が沈んでしまいます。

息継ぎの前の動きを改善

息継ぎの時に顔を上げ過ぎないようにする、というのは当然ですが、私は初心者時代にそこを意識して練習してもどうも上達しませんでした。

今思えば、息継ぎに入る前に既に脚が沈んでいて、息継ぎで更に脚が沈んで The End となっていました。

トライアスリートは脚が重くて沈む

トライアスリートはバイクとランも行うため、純粋なスイマーに比べて脚の筋肉が発達しており、その分だけ脚が沈みます。

自転車乗りかランナーがトライアスロンを始めるケースが多いですが、どちらもやはり脚の筋肉が発達しているため、一般人より体力はあるものの、実は一般人より脚が沈みやすい体型なんです。

そのため、より適切な水中の姿勢 = ボディポジション、を取る必要があります。

肺という浮袋に乗っかる

私も最初は連続で長い距離を泳げませんでした。脚が沈むのを無理やりキックで浮かせて数分で疲弊して壁の横でうなだれて、を繰り返すばかり。

そんな時に、小学生の時に水泳をきちんと習っていたトライアスリートの友人が私のクロールをみてくれることになり、そこで文字通り手取り足取り教えてくれたお陰でかなり上達し、長い距離を連続して泳げるようになりました。

その中で非常に効果があったものの1つに、肺を浮袋に見立てて体を預ける、というものがありました。

カラダは肺に入っている空気によって浮くことができます。
だからこの肺という浮袋にできる限り体重を乗せるようにするのがベスト、というものです。

あとはこの時にアゴを上げないように少しおでこにも体重をかける意識をすると良い、と言われました。

脚が沈まないように前方に体重をかける、という指導は少しググれば出てきますが、私は実際にどうやって体重をかければ良いのか分かりませんでした。

ですがこの友人のアドバイスが私に刺さり、息継ぎしていない時の下半身の沈み方が劇的に改善されました。

そうなると、息継ぎで多少脚が沈んでもキックで元の位置に戻すことができ、あまり疲労することなく泳ぎ続けられるようになりました。

そうなると息継ぎの練習の回数も増やすことができ、息継ぎのスキルも上達。よりラクに長く泳げるようになりました。

全てが良い方向に回るようになりました。

プルブイで下半身が浮かせてみる

それでも感覚がつかみにくい方は、プルブイを股に挟んで泳いでみるのも良いです。プルブイ+小キックでかなり下半身が浮くようになります。

通っているプールがビート板しか借りれないのであればビート板を挟みます。ただそうするとキックしづらいんですよね。気を緩めるとスポンッと上に抜けてしまうし。

その場合はプルブイを購入するのも良いかも。持ち運ぶのにちょっと大きいんですけどね。

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更に、スイムパンツに浮力を持たせたゼロポジションという商品があります。これなら携帯が楽だしキックも問題なく打てる。評判もなかなか良い。

ただこれ高額です…。財布に余裕がある方向け。

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泳げるようになればトライアスリートへの道が開ける

トライアスロンに興味あるけど泳げないから…とおっしゃる方はとても多いです。

でもそれはつまり、泳げるようになればトライアスリートになれる、という事でもあります。

トライアスロンの大会に出ずとも、泳げる、というのは人生において有益なオプションを1つ増やす事であると考えています。水泳は単純に気持ちいいです。

ぜひ水泳に取り組んでみてはいかがでしょうか。私のように大人になってからでも遅くはありませんよ!

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