長い間つけっぱなしだったペダルが固くて取れない!
そんな時に私がどうやって外したのかをご紹介します。
使ってないロードバイクの断捨離
十数年前、トライアスロンをやろうと決めて、ワイズロードで買った8万円のアルミのロードバイク。これでミドルディスタンスのレースも出ました。
ですがロングディスタンス出場を目標にすると共にカーボンのバイクを買い、このアルミのバイクを普段使いとして取っておくもさほど乗ることもなく、長年スペースを使うばかりでした。
それなりに思い入れもありましたが、3連休を使って遂に断捨離することにしました。
ロードバイクをバラす
ちょこちょこバイクパーツ交換はしてましたが、バイクをバラす機会もないので、せっかくだからできるところまでやってみました。
シフトレバー、キャリパーブレーキ、フロントディレイラー、リアディレイラー、ステム、ハンドル、シートポスト、サドル、ホイール。
これらはアーレンキーで簡単に取り外せました。
シフトレバーはブラケットカバーを剥ぎ取るのが大変なのですが、作業を始めたら経年劣化によりアッサリ裂けて、苦もなく外せました。
ところが、ペダルが固くて外れない!
バイクを購入してすぐにフラットペダルをビンディングペダルに替えて、そこから外した記憶がありません。なので十年以上付けっぱなし。固くて当然です。
手持ちの工具
手持ちの工具類は以下の通り。結果的にこれで十分でした。
- ペダルレンチ
レースで決戦バイクを配送する際のペダルの付け外しにとても重宝しています。
スパナやモンキーレンチでも外せないことはありませんが、ペダルレンチの方が断然ラクです。
レース後、クタクタなのに自宅へ配送するために明朝までにバイクを箱に詰めるあの作業、少しでも負担を減らしたいですよね。
共感できるアナタは是非買いましょう。
私の持論ですが、バイクメンテに必要なのは、半分は技術、半分は工具、です。
私は BIKE HAND のコレ使ってます。安いけど必要十分。
なお小さいレンチは避けましょう。大きい方がテコの原理でパワーがかかります。
- アーレンキー
大きいサイズのアーレンキーを使うのであまり精度が高くなくても良いでしょう。
ただ私は PB ボール付レインボーレンチセット 212H-10RB を持っており、今回もコレを使いました。
以前は激安のものを使ってたのですが、友人に借りて感動してすぐポチりました。
その時の記事はコチラ。
- 潤滑剤 ラスペネ
高級浸透潤滑剤 ラスペネです。クレ556よりも値段が高いですが効力はバツグン。1本は持っておきましょう。
私は A121 (後継は A122) を使ってます。350ml。でも自転車用にはこんなに要らないかも。
とりあえずラスペネ・ミニ 180ml を買ってみるのはいかがでしょう。
公式サイトによると、少量噴霧に改良して無駄遣いを減らせるそうです。
ネットに載っている方法を試したが
これらの工具が揃っているのになかなか外れないので、色々調べてみました。
- ペダルレンチにパイプを付け足す
ペダルレンチにパイプを付け足して延長させて、テコの力を増幅させる、というものです。
たまたま自宅に鉄パイプがあったので試そうとしましたがサイズ合わず。
これだけのために鉄パイプを買うのもなあ、上手くいくとは限らないし、ということで断念。
- ハンマーで叩く
ペダルレンチをハンマーで叩いて回す方法です。
やってみましたがビクともせず。ペダルレンチが無駄に傷つきそうなので止めました。
- ペダルレンチを足で踏みぬく
ペダルレンチを取り付けた状態で足で踏んで外す方法です。
壁に寄りかかってペダルレンチを取り付けて、ブレーキを握ってバイクが動かないようにし、グイっと踏んで緩めます。
私の場合、先にブレーキを外してしまっており、わざわざこのために着け直すのも面倒なので、この技も断念。
そこで試行錯誤して新たな技を編み出しました。
反対のペダルを踏んで固定し両手で引っ張る
以下、私がペダル外しに成功した手順です。
#1 ラスペネを吹きかける
少し時間をかけて浸透させたくてまず吹きかけました
#2 フロントホイールを外す
#3 フロントフォークとリアホイールでバイクを立たせる
※チェーンリングが浮いてることを確認!
#4 片方のペダルを下してカカトで踏んで固定
カカトでしっかり体重をかけます
#5 もう片方のペダルに足を乗せ両手で引っ張る
シートには座りません
写真では片手ですが実際は両手で全力です!
緩んだら外さずにそのままにします
#6 反対のペダルで同様に外す
今度は緩んだ方のペダルを踏んで全力!
これで左右のペダルを取り外すことができました。
このペダル、もう傷つきまくりだけど一応メルカリに出してみようかしら。
ペダルが外せなくて困っている方、この方法を是非試してみてください!
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