私がトライアスロンのレースに初めて出るまでの練習を振り返ってみました。
初レースは村上・笹流れのショートディスタンス
それまで私は3年ほどマラソンの大会に出ていましたが、怪我をしてしまい、その時にトライアスリートの友人に誘われてトライアスロンの練習を始めました。
それから10か月、30代半ばに村上・笹流れのショートディスタンスでデビューし、無事完走できました。
当時はまだ子供も 2~3歳と手がかかる時期で練習時間の捻出が大変でしたが、何とかすることができました。
準備期間10か月、週4時間半~6時間
以下は当時の練習記録のグラフです。

トライアスロンのレースに出ることを意識して練習を始めたのが12月。
それから10か月でレースデビューとなりました。
トライアスロンを誘ってくれた友人が9月の村上・笹流れに出るからそれに合わせましたが、ショート完走目的なら6か月くらいで十分だったかなと思います。
練習時間は、レースへ向けて徐々に増やしていって・・・とはならず。
3, 4月に平均して週6時間練習していたのがボリュームのピークでした。
子供が小さいと予定通り練習をすることができません。
当時は、練習の計画を立てては育児と仕事でおじゃんになる、の繰り返しでストレスが溜まることが良くありました。
無理矢理早起きして家族が寝ている間に早朝練習、も多かったです。
今よりもモチベーションは高かったですね笑
スイム:フォーム改善&とにかく泳ぎ続ける
カナヅチだった訳ではなく、クロール50mなら何とか連続で泳げる、ただし1500m泳ぐなんて全然無理、というところからスタートしました。
まず、私を誘ってくれた友人が何回か付きっ切りでスイムの指導をしてくれました。
付し浮きとか、上半身への体重の乗せ方とか、キャッチの時のハイエルボーとか。
本当にありがたかった。
きちんと水泳を習った経験がない方は、私のように友人なりスクールなりで指導を受けるのが良いでしょう。
その後の独り錬では、そのフォームを意識しながら、とにかく連続で泳ぎ続ける練習をしていました。
100mをN本とかいう練習は一切なし。というかそんな余裕なし。
日記を読むと、5月のGWに初めて500mを休憩なしで泳げたけれど、疲労困憊で最後は溺れかけていたようです。
このままじゃまずいと思ったのか、6月から練習量を増やしてました。
それでも頻度は週1回程度でした。
ただ、ウェットスーツを着て海を泳ぐ練習はしませんでした。これはやっておくべきでした・・・。
詳しくはレースの章で。
<トライアスロン向きの視界の広いゴーグル>
バイク:屋外+ローラー
12月の年末セールを狙い、4万円台のロードバイクを購入。
これが私のバイク練習のスタートでした。
バイクは前半は通勤ジテツーで距離を稼ぎ、6月中旬に固定ローラーを導入してからは、練習のメインをジテツーからローラーに切り替えました。
週末は90分以上のロングライド。(当時は90分乗ればロングライド扱いでした)
ジテツーはそこそこの交通量のあるルート、更に帰りは夜で暗いので、ハードに漕ぐことは難しく、あまり練習の質は高くありませんでした。
ローラーが導入されてからは練習の質を高めることができ、その分、練習時間は短くなりました。
トレーニング本に載っている練習メニューを見て、ギアやケイデンスを指定して5分 x5本、とかやってましたね。
バイクを伸ばしたいならローラー練習ができる環境を難とか確保せよ、というのが私の持論です。
練習時間としては、春に週3時間以上、6月は梅雨、7月は風邪を引いて練習量が減り 2時間ちょい、8月はまた週3時間強まで戻せました。
ラン:怪我明けスタートも不安なし
前述のとおり、ランで脚を怪我した状況からトライアスロンの練習を始めた訳ですが、フルマラソンを走ってきた身としてはショートのラン10kmは気楽で 不安はありませんでした。
3月になってから怪我も癒えてランの練習ができるようになり、週2時間、距離にして 20km程度走っていました。
マラソンの練習としては少ないですが、トライアスロンのショート完走が目標であればこれで十分でした。
<キプチョゲも大迫傑も箱根駅伝選手も使っている COROSウォッチ>
レース前の負担を軽くした
あと、レース前の負担を軽くしました。これも初レース完走の手助けとなりました。
- 車で村上まで移動したので、荷物を運ぶのが楽でした。
- 長距離運転でしたが、妻も運転してくれました。
- 公共機関を使う場合は乗り換えとか考えることが多いのですが、それをせずに済みました。
- 既に何度もレースに出ている友人と一緒に行動できたので、初レースへの不安が和らぎ、レース前に消耗せずに済みました。
スイムで大ミスも 3時間で完走
レースの結果は、スイムで大きなミスをするも 3:03 で完走!
スイムは長く張られたコースロープの周りを何周かしたのですが、足の付かない海で、タイトなウェットスーツを着て、他の選手と接触しながら泳ぐ、というのは非常にシンドくて、少しクロールで泳いでは平泳ぎで休憩、を繰り返し、どんどん遅れていきました。
そして周りがガラガラになった頃、途中でなぜかコースロープをくぐってしまい逆走 (逆泳?)。
気づいたら多くの選手がこちらに向かって泳いできてパニックに・・・。
そんな状態だったのでスイムアップは49分。あと1分遅かったら足切りで終了してました。
バイクでは調子を取り戻して70人を抜き、ランでは更に90人抜いてゴール。
スイムでDNF (Do Not Finish) の危機がありましたが、最終的には時間に余裕をもって完走することができました。
週4-5回練習できれば余裕でショート完走できる
まとめると下記の通りとなります。
- 最初は何とか50mクロールできる程度の泳力だった
- ロードバイクを買うところからスタートした
- フルマラソンを完走できる程度の走力はあった
- スイム週1回、バイク週2~3回、ラン週1~2回、を10か月続けた
- ショートディスタンスのレースではスイムで大きなミスをしたけれど、余裕をもって完走できた
個々人で体力に差はありますが、私と似た背景を持つ方の参考になれば幸いです。
コメント