タバタプロトコル :持久力劇的向上トレーニング その3

トレーニング理論

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

その2の続き。

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5週間続けた結果

以下は、5週間まで続けた結果のグラフです。1本目の最高速度が赤、8本目の最高速度が青です。

4週目の中頃から徐々に最高速が下降しました。
これは、疲労の蓄積が原因です。
東京体育館で持久力測定 をした時に健康相談員の方から ATトレーニング(※)もやるよう勧められたので、それまでの週 3回のタバタプロトコルに加えるようにしました。
ATのレベルは負荷が低いので、多少疲れていてもやろうと思えばこなせてしまうんです。そして気づかぬまま疲労が溜まってしまったんだと思われます。

(※) AT: Ananerobic Threshold の略。無酸素性作業閾値。有酸素運動から無酸素運動へ切り替わる変換点を指す。

なので、「タバタプロトコルは週 3回 本気で追い込み、また疲労抜きをきちんと行えば、無酸素運動能力と有酸素運動能力が同時に鍛えられて、強くなれる」というのが私の結論です。

金メダリストの練習の様子

そうそう、公式本に載っている清水宏保氏のインタビューでは、タバタプロトコルでは尋常じゃないくらい追い込んでいたと書かれているのでその動画を探していたら、見つかりました。

70秒のインターバルなのでタバタプロトコルではないんですが、鬼気迫る追い込みをして1本終わったら脚が痙攣して床に倒れこんでます。そしてまた次の1本に臨んでます。

本人も動画の最後に言ってますが、「生理的な限界よりも心理的限界の方が先にやって来ると思うんで、心理的限界を破れるような耐性」を鍛えているのがよく分かります。
こんなことしたら膝を壊すのではないか、などと恐れることなく心理的限界の向こう側まで追い込む、その結果、多少の負荷では壊れない脚を作り上げることができるんでしょうかね。

とにかくタバタプロトコルは、お金をかけずにトライアスロンを楽しむというコンセプトが気に入ってます。

トライアスロンのレースではこのような爆発的なペースアップをすることはないのですが、シーズンオフはこのような普段と違う刺激を入れて、VO2Maxを鍛えていこうと思います。

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