トライアスロンのバイクでどんなヘルメットを買えば良いのか迷われている方、AERO-R2 がおすすめです。
ヘルメットの種類
まず、トライアスロンで使うヘルメットの種類は大きく3つに分けられます。
- エアロヘルメット
空気抵抗の低減を重視しており、快適性を犠牲にしてます。
ヘルメットの通気口をかなり減らし、またロングテールと呼ばれる形状をしています。結構デカイです。
つまり、空気抵抗は少ないが重くて暑い。
あと高額です。
快適性の低さや後述のセミエアロヘルメットの進化から最近はあまり被っている人を見かけませんが、KONAのような世界選手権ではだいたいコレです。
- セミエアロヘルメット
ある程度空気抵抗を低減しながら、快適性も確保しています。
ヘルメットの通気口があるので、夏場でもそこまで暑くなりませんし、軽量化もできています。
- ロードバイクヘルメット
快適性に重きを置いており、通気口が多いです。
エアロヘルメットの逆で、空気抵抗はあるけれど軽くて涼しいです。ヒルクライムに向いてます。
また、セミエアロヘルメットよりも価格帯が安いです。
エアロヘルメットは被っててしんどいし高額、ということで、ねらい目はセミエアロヘルメット。
そしてセミエアロヘルメットの中でも AERO-R2 は秀逸です。
AERO-R2の種類
AERO-R2 は幾つかの種類があります。
- AERO-R2
これが基本形です。カラーバリエーションがすごく多い。 - AERO-R2TR
AERO-R2との違いは、バックル (あご紐を止める) がマグネットになっている点のみです。
その分だけ少し高額で、定価では+1,000円の差。 - AERO-R2 BGT
AERO-R2の色違いです。チームブリジストンサイクリングのイメージカラーになってます。AERO-R2自体もカラバリ凄いんですけどね。
定価では AERO-R2 と同額。 - AERO-R2 MTR
これも AERO-R2の色違い。チームマトリックスパワータグのイメージカラーになってます。
定価では AERO-R2 と同額。
AERO-R2の特徴
前述したセミエアロヘルメットの特徴である、空気抵抗の少なさ、通気性、軽さ、のバランスの良さに加えて、シールドが標準装備であることによる利点が挙げられます。
- コスパが良い
シールド付きで 1万円台というのはすごい!
このヘルメットだけ使うのであればサングラスを買う必要がありません。 - 視界が広く、負担が減る
シールドはサングラスと比べて視野が広くなります。
あとこれは私の場合だけかも知れませんが、サングラスを長時間かけていると鼻やこめかみが疲れてきます。
シールドは頭全体で重さを支えることになるので、そのような疲れはありません。 - 眼鏡がかけられる
私は眼鏡をかけてないのでよく分からないのですが、眼鏡必須の方にはシールドはありがたいのではないかと思います。
余談
まず、こちらの前作となる AERO-R1 の人気が本当にすごかったです。
AERO-R1 が発表されて色んなブログで高評価され、多くの予約が入ったもののシールドに問題が見つかり発売延期。
そんなことがあれば人気が落ちそうなものですが、みんなが手にして使ってみたらやはり前評判通りの優れモノで、 トライアスロンの大会に出れば必ず誰かが被ってるのを見つけられる状態でした。
以前 宿泊してレースに出たときは、1部屋に10名ほどいるうち 4名が AERO-R1 を使っていて、みんなで笑ってしまいました。
そしてその後継となる AERO-R2 は、空力性能、通気性能をグレードアップさせてます。
時速40km/hで巡航できるかどうかは置いといて、少しでも速くなり、そして快適になるのは進化と言えます。
※下記の説明で出てくるエアバスプレートは別売品で、ヘルメット内側に付けることで空気抵抗が減り、その代わりに通気性が落ちます。
一般的なライディングポジション・40㎞/hで走行した時に必要な出力値を仮定すると、AERO-R1と比較して、エアバスプレート無しの場合-2W、プレートありの場合は-4Wを実現。
42℃に温めた人頭模型にヘルメットをかぶせて 40㎞/hの風を当て、前頭部が35℃まで冷えるのに要した時間が、AERO-R1と比較して AERO-R2 のエアバスプレート無しの場合3.8%、プレートありの場合1.5%早い。
重量は公称で、S/Mサイズ・シールド無しで、AERO-R1が 205g、AERO-R2が 245gと 重くなってしまってますが、安全面を向上させたためだと思われます。
発売当初は入手困難でしたが、今は落ち着いてきています。
是非 AERO-R2 を体験してください!
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