2024 アイアンマンジャパンみなみ北海道 完走

レース

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

2024/9/15に開催されたアイアンマンジャパンみなみ北海道 (IRONMAN Japan South Hokkaido) に参加し、完走しました。

今回はたくさん失敗してしまい、過去 順位上位2割台が続いていたのですが、今回は3割台となってしまいました。

今後につながるよう、失敗集の記事も書きました。(この記事の最後部にリンクあり)

まあ完走できれば大感動・オールオッケーなので、そんなに気にしてませんけどね。

※その他、ロングの大会に参戦した時の記事のリンクを載せておきます。

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津軽海峡を泳ぎ、高速道路を漕ぎ、田園地帯を走る

距離はいわゆるアイアンマン・ディスタンス。

スイム 3.8kmバイク 180kmラン 42.2kmです。

津軽海峡に面している上磯漁港を 2周泳ぎ(北部の水色マーカー)、

バイクで高速道路に乗って北斗中央IC から 木古内IC まで2往復半して(赤色マーカー)、

最後に木古内町を中心に 3周走って(南部の緑色マーカー) ゴールです。

参加費12.7万円払ってエントリー

昨年の皆生の大会の完走により IRONMANと国内のロングディスタンス4つ全て完走を達成し、次の目標はどうしようかなあと考えながらトレーニングを続けていました。

そんなところへ 9年ぶりに IRONMAN が日本で開催される!というニュースが流れ、これが次の目標だ!となり、12月にエントリーしました。

12/19 の Tier1 の受付には全く間に合わず(仕事の昼休み時間にはもう枠が埋まっていた)、翌12/20は万全の体制を敷いて無事エントリーできました。Tier1より40USD高い・・・けど仕方なし。

Tier2 の参加費 863.08 USD = 127,178円 (為替レート147.54) 支払いました。

金曜: バイクを持ったままアスリートチェックイン

レース前々日の金曜 14時までにアスリートチェックインが必要でしたが、泊まるホテルは函館にあり、新幹線の始発に乗ってもホテルに寄る余裕がない。

新幹線は木古内駅で降りて(緑矢印)、いさりび鉄道に乗り換えて清川口駅で降りて(青矢印)、歩いて北斗市総合文化センター かなで~る へ行き、チェックインしました。

バイクはキャスター付きのシーコンで運んでいたためそこまで大変ではありませんでしたが、邪魔ではありました。

新幹線の木古内駅で降りる人が全然いなくて、アレ?と不安になりましたが、1人だけデカいリュック背負ってバイク輪行している方を発見。一緒に話しながらかなで~るまで移動しました。

この方、仕事も家庭もプライベートも全てハイレベルで充実させているすごい方でした。話もおもしろいし、人間としての魅力にあふれてました。

トライアスリートでこういう方、結構多い気がします。私もそうなりたい。

飛行機+レンタカー移動の友人も後から来て、そのすごい方と 3人で説明会を聞き、友人は私とバイクをレンタカーのミニバンに載せてくれて(本当に感謝!)、函館へ移動し、ホテルチェックイン。

夕方は 2人でイタリアンのレストランへ。木曜から北海道入りしているもう1人の友人とその家族も後から合流し、こじんまりとピザパーティーをしました。

普通ピザパーティーやパスタパーティーは土曜にやるものですが、まあ細かいことは気にしない。

土曜: バイクチェックインして家族と合流

土曜はバイクチェックインのため朝から函館からかなで~るへ移動。またも友人がミニバンに載せてくれました。ありがたい。

バイク預託後、続けて木古内にある T2 へ移動してランバッグを預託しに行きました。

ランバッグは日曜朝にスイム会場で預託も可能なのですが、バイクコースの高速道路を使って木古内まで車移動することで、バイクコースと T2の下見をすることにしました。

これ、なかなか良かったです。現地を下見するって大事ですね。

帰りに函館名物のラッキーピエロで遅めの昼食をとり、函館のホテルへ戻り、私も彼もそれぞれ家族と合流しました。

鉄オタの息子は独り函館駅に入場だけして撮影大会、私と妻は、名探偵コナンファンの娘が映画の聖地巡りしたいということで路面電車で移動して足の湯へ。

その後に函館駅へ戻って息子と合流、夕方に五島軒でカレー食べました。

すごく美味しかったのですが、前日レースを控えている私には大失敗の行動でした・・・。

詳しくは別記事にて書いてます。

日曜: 早起きしてレースへ

土曜は夕食後に家族は観光へ、私だけホテルへ戻り 20:00就寝。

翌 3:30起床、レース会場に 5:00過ぎに到着、トイレの長い列に並んでいるうちに当日試泳は終わってしまい、ウォームアップ無しでのスタートとなりました。

エンジョイ勢なんでこんなもんです。

スイム: 透明度は低く風波でブイは見づらい

スイムはウェーブスタートだったのでバトルは少なめ。

説明会で聞いていた通りかなり遠浅で、200-300mほど歩いてからクロールをスタート。

風が強かったため海面がボヨンボヨンし、ブイが見づらい。いつもの倍はヘッドアップをやるはめになりました。

あと砂が黒いからか透明度が低かったです。プル~プッシュの手先が見えません。北千葉の外房のような感じ。
なのでドラフティングが思うようにできず単独泳が多くなってしまいました。

また結構ワイドにスイムコースを取っていたようで、いつも以上にコースをジグザグに泳いでしまいました。

ログを見たら、1周目の折り返しで謎の小回り1周してました。2周目の折り返しも変な動きしているし。もうメチャクチャ。

そんなこんなで、遠浅で泳がないゾーンが結構あったのにも関わらず、4212mも泳いでしまいました。

スイムが一番順位悪かったです。

バイク: 獲得標高1573m に苦しめられる

私は坂が苦手です。緩めで長いのも激坂で短いのもダメ。頑張ると膝が痛くなってしまいます。

今回のコースはずっと高速道路でしたが、下見でみたとおり、フラットのゾーンがほぼない

登りで思いっきり置いていかれ、下りで頑張って踏んで追いつく、でもそのうち追いつけなくなる、というのを繰り返してました。

あと自分は暑さに強いので気温が高くなれば相対的に速くなるのですが、なかなか快適な気温になってしまい、そうはなりませんでした。

ログを見返したら、獲得標高 1573mでした。

ラン: フラットコースで言うほど暗くなかった

T2はコッペパン食べたりトイレの列で並んだりと 18分もかけてしまいました。

で、ランスタート。

2024 アイアンマンジャパンみなみ北海道で失敗したこと の記事でも書きましたが、後半潰れぬようスローペースで入って後半抜いていく作戦でした。

1周目は抜かれまくり、2周目の序盤でもやはり抜かれまくり、あれみんなペース落ちないし全然歩いてない、このままではマズイ! と思い、20km通過あたりからギアを上げました。

この頃は山間部の電影風景に夕日が沈んでいき、とても美しかったです。

そのうち日が沈み夜へ。

運営がヘッドライト着用を強く推奨すると言っていたので、パーソナルニーズバッグ(コース上に置けるバッグ)にヘッドライトを入れてたのですが、所々に背丈程度のLEDライトが配置され、当然エイドは明るく、また周りでヘッドライト点けている方の明かりもあり、そんなに暗くなかったです。

普段地元で走っているコースの方がよっぽど暗い。

結局 3周目に入るときにバッグからゴミ袋ポンチョ(ゴミ袋に頭と腕を通すための穴を開けただけのもの)のみを取り出し、ヘッドライトは取り出ししませんでした。

このバッグ受け取りでタイムロスとなり、3周目は潰れるの覚悟で更にペースアップ。

後でログを見たら 1周目に比べて 3周目の方が 1:11/km速かったです。

最後はゴミ袋ポンチョを脱いで背中のポケットにしまい、レッドカーペットの上を走り、ゴール!

皆生のレースから14カ月の練習が結実しました。

ただ、ゴール後もそんなにボロボロになった感じがありませんでした。

体力を余らせてしまった・・・。

メダル・バスタオル・Tシャツの完走セットを貰い、全ての預託バッグを受け取って着替えて、後からゴールした友人のゴールを見届けて一緒に祝福。

アイアンマントラッカーはゴール予想時刻が分かるので便利ですね。友人のゴールを見逃さずに済みました。

彼のレンタカーで 2人でホテルへ帰り、シャワー浴びつつウェットスーツを洗い、妻のプレッシャーに負けてウェア類を全て洗濯して乾燥機に突っ込んで、ようやく 1:30就寝となりました。

月曜はバイク受け取りそのまま新幹線で帰宅

月曜はギリギリまで寝ていたかったのですが、早朝妻が、ホテル屋上から見る朝日がすごくキレイだよ!と家族全員を起こしました。

確かにキレイだったのですが、体力的にツライよ・・・。

家族とスタバで軽く朝食を取り、我が家が借りたレンタカーにシーコン載せて妻に函館駅まで送ってもらい、木古内駅まで電車移動し、バイクをピックアップしてシーコンへ詰めて、新幹線に乗って帰宅しました。

バイクのピックアップの時の雰囲気がすごく良かったですね。運営側も参加者も大イベントが終わっていい感じで緊張感が抜けていました。

ロングディスタンス参加は一生の思い出

ロングディスタンスに出るには、長時間の練習、それなりの装備、飛行機・電車・船・ホテル・レンタカーの予約、休暇取得のための仕事の調整と、かなりの苦労を伴います。

ロングディスタンスの距離はショートディスタンスの約4倍ですが、トータルの苦労は 4倍じゃ全然足りません。

そんな体験だからこそ、一生の思い出になります。

今はショートディスタンスが精いっぱいだし満足しているという方も、是非ロングディスタンスに挑戦して、その超非日常感を味わっていただければと思います!

最後に、今回やらかしてしまった失敗をまとめた記事を紹介します。ご参考いただければ幸いです。

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