登山トレーニング:いろは坂~男体山

練習日記

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

いろは坂って徒歩で入れるのご存じでした?
私は知りませんでした。知ったからには走りたい、そしてそのまま百名山である男体山を登りたい!

という事で、秋の平日に日光の第二いろは坂ラン男体山登山第一いろは坂ラン、を6時間40分かけて楽しんできました。

全長 15.9kmのいろは坂では、車で走っていると幾つか見逃してしまう48個のひらがな看板を全てチェックし、写真におさめました。

標高 2,486m の男体山では、林間、舗装道路、岩場、森林限界と、様々な顔を見せてくれました。

同様のチャレンジをされたい方にこの記事がご参考になれば幸いです。

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ルート

今回は、馬返し駐車場に車を止めて、第二いろは坂をラン、男体山を登り、第一いろは坂をランして駐車場に戻るルートを通りました。

なお、男体山は登拝期間が毎年決められ、冬期は入れません。事前確認しておきましょう。

Garminのログをつなぎ合わせて全行程を1つにまとめた画像です。

所要時間

各区間の所要時間は以下の通りでした。

ポイント・区間時間備考
馬返駐車場
(第二いろは坂)1:43写真かなり撮った
二荒山神社中宮祠入山手続あり
(登り)2:19四合目で15分休憩
男体山頂上25分滞在
(下り)1:57四合目で5分休憩
中宮祠雨量測候所道を間違えた
(第一いろは坂)0:43写真かなり撮った
馬返駐車場

トータル 6:42。

ただ、画像を見ると分かるのですが、復路でロストして三合目地点へ戻れず、結果的にショートカットしてしまってます。
往路と同じルートを通ってたら7時間からない位かなと思います。

なお私の体力は、マラソンのサブ4怪しい、トライアスロンのロングは上位3割でゴールできる、くらいです。(最近はランが一番弱い)

トレーニングが目的なので、あまり休憩を取らず、走れるところは走るようにしました。

明るいうちに戻る

できれば日の入り時間を確認して明るいうちに戻ってきたいですね。

私は10月中旬の快晴の日に10時前に出発、17時半過ぎに帰還で、間に合いました。

装備

前日の天気予報を見ると降水確率0%だったのですが、山の天気は変わりやすいので雨が降る想定で準備しました。

結果的には、快晴・無風で、下記の装備で最後まで走り切れました。
岩場は結構手を使うので軍手があってもいいかも。

  • キャップ / Tシャツ / 半ズボン
    どれも普段のランニング用です。
  • 日焼け止め
    標高が高い場所は大気が薄いため紫外線が強くなります。1000m登ると10-12%強くなるとか。
    男体山の頂上は 2,486mなので、地表より2-3割強いことになります。
  • メッシュのインナー
    汗冷えで体温を奪われるのを防ぎます。マジ便利です。1枚は持っておきましょう。
    私が持っているのは Tシャツの下にも着れるノースリーブです。
  • カーフガード
    山は足元が色々擦れるので、個人的にはトレラン必需品です。
    私はトライアスロン用に買ったやつを使ってます。
  • トレランシューズ
    普通のランニングシューズはソールが柔らかいので岩場を歩いていると足裏が疲労します。
    あと足の側部によく石が当たるのですが、ランニングシューズは防御力が低くてちょっと痛い。
    また雨が降るとずぶ濡れですし、滑って非常に危険です。

この他、好天だったために出番が無かった荷物も載せておきます。
山の天気は変わりやすいので万一に備えて準備しましょう!

長袖Tシャツ / マフラータオル / アームカバー / グローブ / タイツ / レインウェア

馬返し いろは坂ラン スタート

まずマイカーで馬返しの無料駐車場へ到着。
ここには東武バスでも来れます。(停留所: 馬返)

南側の第二いろは坂と北川の第一いろは坂がありますが、馬返しスタートであれば第二いろは坂で中禅寺湖へ向かうことになります。第一いろは坂は逆走になるので入らないように!
(間違えないとは思いますが)

なお、馬返しから男体山の入り口となる二荒山神社中宮祠までの獲得標高ですが、私の Garmin では 411m でした。

駐車場内にあるトイレで用を足してスタート。
気温12℃。雲ひとつない快晴。最高です!

いろは坂は歩行者も通行が可能ですが、歩道はありません
もし複数名で行くときは必ず縦一列で走りましょう。
ちなみにこの日に走っているのは私だけでした。

道中、有名な「い」から始まる48のひらがなの看板が各カーブにあります。
ずっと登りで荷物背負っているので、次の看板までなかなか辿り着かない。
長旅なので焦らずマイペースで進みます。

黒髪平展望台

17番目のひらがな「れ」の後に黒髪平展望台が出てきたので小休止して記念撮影。
ずーっと登りでふくらはぎが疲れていたので丁度良かったです。
日本の道 百選 日光いろは坂、という石碑があります。

明智平ロープウェイ

20番目のひらがな「ね」を通過。これで第二いろは坂のひらがなは終了です。

そこから 1km弱進むと 明智平ロープウェイに到着します。
この辺りで登りが終わり、フラット~緩い下りに入ります。

しかし改めて空が美しい。空気を挟んで宇宙と繋がっているのを感じます。

明智トンネル

少し進むと 42mの明智第一トンネル、926mの明智第二トンネル、が連続して出現。
ここは歩道というか、側道が少し高くなっており、このゾーンを走ります。

第一トンネルはすぐ終わりますが、第二トンネルはそこそこ長く、内部は音が反響してかなりうるさいです。あと排気ガスも。

ただ、下り基調であることと、横を通る自動車が作る追い風の気流で、グイグイ進みます。
それまでずっと登りだったから気持ちよくペースアップ。

中禅寺湖

トンネル抜けて 3~4分走ってリッツカールトンを横目にT字路を左折すれば中禅寺湖です!

G7 NIKKO のモニュメントがありました。後で調べたら、今年(2023年) 6月 にG7男女共同参画・女性活躍相会合がリッツカールトンで行われてました。

その記事を読んだら、日本だけ男性大臣で他国はみんな女性。これは恥ずかしい・・・。

ともあれ記念撮影。

そのままもう少しだけ西へ進みます。

二荒山神社中宮祠

ほどなくして二荒山神社中宮祠 (ふたあらやまじんじゃ ちゅうぐうし) に到着。

男体山頂奥宮登拝口、と彫られた大きな石碑がお出迎え。

入山後はトイレが無いので、まずは給水してトイレで用を足しておきます。

男体山は日光二荒山神社の境内地にあり、参拝料として 1,000円を払います。入山料みたいなもんですね。

あと、水分1L持っているか確認を受けました。持参してない方は入口付近の自販機で購入することになるのかな。

お金を払ったらお守りを渡されて首にかけておいてください、と言われましたが、引っ掛かって危ないのでそっとリュックにしまいました。

次のページから登山開始です!

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