2023 全日本トライアスロン皆生大会 完走

レース

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

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レース・スイムパート

ゼッケンでウェイブ1, 2に分かれて 5分間隔でスタートとなりました。

いつもと同様、最初は2掻きで呼吸し、心拍が上がって呼吸がラクになったら3掻きにする作戦
特に最初はどうしても接触が多いので、パニックにならないことが大事。

でも極端に接触を避けるのではなく、ドラフティングは常に心掛けてます
3種目の中でスイムが最もドラフティングの効果があるので。

コースはシンプルで、大したトラブルもなく淡々と泳ぎきりました。

タイムは、往路よりも復路の方が 3分遅かったです。上位選手の多くも復路の方が遅かったので、潮の流れの影響かなと思います。

なお往路が終わり浅瀬になった辺りで魚が泳いでるのが見えて和みました。

レース・バイクパート

コースはこちら。

経験豊富な友人からは、前半40km辺りの大山の登りは頑張らない方がいい。後で脚が売り切れてしまう。と教えてもらっていました。

そもそも自分は登坂が苦手です。練習がローラー (Zwift) と屋外のサイクリングロード中心で、全く坂の練習をしてません。

なので、上りでどんなに抜かれてもムキにならない、下りは脚を休めずトルクをかける、といういつもの作戦に変更なし。

ところが!ギアを幾つかシフトアップするとカタカタカタという大きな異音が!前日の試走ではなかったのに。
仕方がないので、下りでは異音が出ない範囲でできる限りギアを入れた後はケイデンスを上げました。でもやはりロスは避けられませんでした。

大山の大きな上りの後も、それなりの坂が何度も現れます。ツラい…。

あとすごく暑かったです。
気温35℃だったようですが、あれは百葉箱の中の温度ですから、日陰なし直射日光&アスファルトの照り返しのコースでは40℃あったのでは?
エイドのうち幾つかはスイカを食べたり水をかけたりしてもらいました。
バイクのエイドで足を着いたの初めてでした。

今回、バイクでは幾つもミスをしてしまいました。
これらのミスと苦手の坂で、バイクでは18位順位を落としました。

  • 重いギアに入れるとヤバイ異音
    レース当日に全ギアを入れる最終確認をするべきでした。
  • ケイデンスを拾うための磁石を忘れた
    アップダウンが多く、あまりケイデンスを見ることもなかったので、さほどダメージはありませんでした。
  • アームカバーを忘れた
    後述する日焼け地獄にハマりました。
  • 肩から先に日焼け止めを塗らなかった
    バイクスタートする前に塗ってないの気づいたのですが、袋の中からウェットスーツを取り出してその下の日焼け止めを取り出す、というのが面倒だったので、そのままスタートしてしまいました。
    普段半袖シャツでランをしていてある程度日焼けしている部分だからまあ大丈夫だろう、と高をくくってたのですが、この日の皆生の太陽はそんなモンではありませんでした…。
    肘から下は日光をモロに受ける角度なので、もう途中から熱いのを通り越して痛くなり、拷問でした…。

しかし交通規制がないレースは独特ですね。普通に横を車が通り過ぎる。公道で TTポジション取ってガンガン漕ぐって練習でもやってないから少し怖かったです。

レース・ランパート

これがランのコース。
日が高いときは日陰が全然ないんですよ。コース設定者の意地悪なのかと思うくらい。
まあ全選手同じ条件なんですけどね。

今回は完走して、アイアンマン+国内4大ロング全完走達成、が目標です。
ラン開始時点で残り時間は 7時間半以上ある。
バイクで想定以上にジェルを摂取したためやや不足しそう。
そしてこの猛暑。

このような状況だったので、確実に完走できるようかなりペースをおさえてスタートしました。
今回は、スピードはゆっくりで良いからエイド間は歩かないという作戦
怪我のためにそういう練習しかできませんでしたからね。

最初は市街地エリアで信号が多く、かなり引っ掛かりました。
その度に周りの選手達と暑い暑いと言葉を掛けあう。
そして信号が青になると置いていかれます。釣られてペースを上げないよう我慢。

きちんと測った訳ではないですが、エイドの間隔は一定ではないような。
そうなると、このエイドでどれくらい水分を摂ればいいのかよく分からず、各エイドでコーラやらスポドリやら結構たくさん飲みました。

あとエイドではボランティアの中学生達に頭から水をぶっかけてもらいました。
これが気持ちいい!
途中から日焼けで痛い腕も一緒に水がかかる態勢を編み出して、僅かながら日焼けダメージを軽減できました。

淡々と走り、巨大コーンを軽くコツンとパンチして折り返し。

気温が徐々に落ちてきましたがまだまだ暑く、脱水症状にならないよう多めに水分を摂ることを意識してました。
あとゴールまでジェルが足りないのがもう分かっていたので、エイドでは俵むすびに塩をたくさんかけて食べるようにしました。

途中、話しかけてきてくれた選手がいたので、しばし会話。
そうしたらその方は何と元エリート (プロ) でした!

開会式・閉会式の会場で、自宅を低酸素・高酸素に改造する 3T-STYLE という会社を目にした方も多いと思います。あちらの代表の大村さんでした。

20年ほど前に引退し、ここ 1年で20kg減量して超久々にロングのレースに臨んでいるとのことでした。
後でリザルト見たら 3種目でスイムがずば抜けて速かったです。体力は落ちても技術はそうそう錆びないということでしょうか。

彼は速めに走るのと歩くのを繰り返すスタイル、私はゆっくり止まらずに走り続けるスタイルなので、くっついたり離れたりしてたのですが、最終的には私が彼を置いていく形となりました。

そして34kmほど通過した辺りで完走をほぼ確信し、スピードアップ。ここから10名は抜いたはず。
最後 2kmはスパート。全体のペースに比べて 1:44/km も速いペースでした。
作戦通りではあるのですが、前半ゆっくり走り過ぎたのかもしれません。

最後は米子陸上競技場のトラックに入りスパート、ガッツポーズしてゴール!
日没前にレースを終えることができました。

レース・ゴール後

まずパネルの前で写真撮影ができます。
スマホがあればそれで撮ってくれるんですが、競技場に送った袋にスマホを入れ忘れてしまったんですよね。だから大会公式のカメラマンに撮っていただきました。
写真の公表は 7月末までなのでそれまで待たねば。

そして、無料配布のアイス、ドリンク、スイカ、オレンジをいただきました。
続けて有料のカレーライスをいただきました。600円だったかな。

その後、競技場からシャトルバスに乗り、隣の方と会話を楽しみ、バイクエリアへ到着。
袋2つ、リュック、バイクを回収し、ライトを装着し、5kmほどバイク乗ってホテルへ戻りました。
レース後にこれは結構大変でした…。

なお、バイク回収後にスマホを見たら、友人は既にゴールしていてお腹空いたから1軒目で飲み食い始めて待っているとのことでした。はや!

また、私がラン開始して数キロ地点で JETT のジャージの選手が反対方向からすごい勢いで走ってきて、「何か落とし物したんですか?」と声がけしたけれど、謎のポーズで返されました。
翌日の閉会式で話を伺ったら、もうあの時点でラン復路の終盤で、私の声はよく聞き取れなかったと。そして総合2位でした。メチャメチャはや!

JETT はチーム対抗戦にも参加してましたが 3位でした。3人合計タイムが30時間切ってました。

JETT 凄すぎる!

ホテルでシャワー浴びて友人と連絡取って居酒屋で祝杯をあげました。

過去一番ハードなレース

それまでは 8月の彩湖ミドルが一番キツいレースでしたが(他の4つのロングではなく!)、それを上回る厳しいレースとなりましたが、積み重ねてきた練習と経験を信じて、ゴールまで淡々と進み、完走することができました。
人生の最優先事項として取り組んできた国内ロング制覇を達成することができて、非常に満足です。

これからまた次の目標を設定せねば!

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