ゴールデンウィークはロングライドしたり長距離ランしたりする方も多いと思います。
実は GWの晴天時の紫外線の強さは 8月下旬並みであり、つまり同程度に日焼けします。
日焼けは体へのダメージとなり、レースのパフォーマンスに影響します。
そして加齢によりシミ・ホクロとしてあらわれてきます。
トライアスリートが知っておくべき紫外線対策の重要性を解説します。
紫外線の強さは日差しの角度とオゾン量で決まる
紫外線 (日光) が地表に届くときの角度は季節によって変わってきます。
夏至が一番垂直に近い角度になり、冬至が一番斜めになります。理科でやりましたよね。
このため、夏至が紫外線の当たり方が最も強くなり、逆に冬至は最も弱くなります。
以下は2026年のイメージ図。年によって1日前後します。

では夏至が一番紫外線が強いのか? と思いますが、さにあらず。
紫外線はオゾン層を抜けて地表に届くのですが、オゾンは紫外線を吸収します。
また、オゾンは季節によって量が増減します。
つくば (地球規模でみればほぼ東京) での計測では、3-5月にオゾン量が多くなり、9-11月に少なくなっています。
例えば、2026年は GW の 5/5 から 47日後に夏至 (6/21) がきます。
そして 夏至(6/21) の 47日後は 8/7 となります。
よって 5/5 と 8/7 は紫外線の角度は同じになりますが、5月はオゾン量が多いため、8/7 よりは地表に届く紫外線が弱くなります。
以下のグラフは、東京の晴天時における UVインデックスの平均値 (気象庁発表:1997-2008年) を、月別に示しています。
UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを数値で分かりやすく示した世界共通の指標です。

折れ線グラフを見ると、5月が 9月よりも 8月寄りなので、5/5 の紫外線の強さは 8月下旬と同等と考えてよいでしょう。
過ごしやすい 5/5 と 寝苦しい 8月下旬で 同じくらい日焼けするというのは、感覚ズレますよね。
これは、日光が届いてから地表が温まるまでに数週間かかるためです。あと日本は梅雨時期に日光がブロックされることも、この時間差につながっています。
気温が高い時期しか日焼け対策していない方、春も対策しないと片手落ちですよ!
日焼けのダメージ修復に体内リソースをもっていかれる
日焼けは単なる皮膚の変色ではありません。競技中は下記の事象が発生します。
- 日焼け = 皮膚の炎症が起こり、皮膚の炎症の修復に血流が奪われ、筋肉への酸素供給・栄養補給が低下する。
- 活性酸素が大量発生し、ミトコンドリアのエネルギー生産を阻害する。
日焼けのためにトレーニングのパフォーマンスが落ちてしまうと、その分だけ練習効果が落ちてしまいます。
レースはいわずもがな。
対策できることは対策しておきましょう!
加齢するとシミが出てくる
トライアスロンのパフォーマンスに関係ありませんが、これも大事なお話。
シミはあるよりない方がいいですもんね。人間の本能に根ざしている気がする。
- 若いころはすぐにメラニンが排出される
紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニンを作る工場(メラノサイト) が稼働します。
若い頃は肌の入れ替わりが活発なため、生成されたメラニンは垢と共に頻繁に排出されるため、シミになりにくいです。 - ダメージ蓄積でメラニン制御機能が壊れる
しかし長年大量の紫外線を浴び続けると、このメラノサイト工場の制御機能が壊れてしまい、日陰でも夜でもメラニンを作り続けるようになってしまいます。
更に加齢でターンオーバーの能力も落ちていきます。
それが後年に表面化してシミになります。
紫外線浴びるとビタミンDが得られる
紫外線は完全な悪ではありません。
紫外線を浴びることで体内でビタミンDが生成されるようになり、骨の強化や免疫力向上を促します。
最近は多くの若い女性が、1年中 完璧な紫外線対策をおこなっているために、深刻なビタミンD不足に陥っているという話もあります。
ただ、我々は紫外線を浴びる時間が一般人とは段違いなので、紫外線対策しすぎてビタミンDが不足する心配はしなくても良いと思います。
どんな年齢でも紫外線対策を
まだ若く、紫外線対策をしてこなかった方、おめでとうございます。
今から対策すれば、トレーニング面でも肌の面でも将来大きなリターンとして返ってくるでしょう。
若い頃に大量に浴びたしもう手遅れ、、、と思った方、今からでも対策すれば効果はあります。
体力のピークを過ぎてもトレーニングを継続しているアナタならできるはず。
今日が人生で一番若い日、という言葉を胸に、どんな年齢でも紫外線対策をしていきましょう!



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