国内ロング・バイクコースの比較

レース

海外Ironman・国内5大ロング全完走の管理人がお届けします

国内のロングディスタンスレース、宮古島、長崎五島、佐渡、皆生、みなみ北海道、それぞれのバイクコースの比較をしてみました。

各レースにおいてどんな対策しておけばよいのか? 何に注意すればよいのか?
参考になれば幸いです。

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距離

コロナを機に距離短縮してしまったレースもあるのでご注意ください。

佐渡、長いですねえ。
皆生は一番短いですが一番ラク、なんてことは全然ありません。詳細は後述。

ついでにスイムの距離、ランの距離、レース制限時間も載せておきます。

レーススイムバイクランレース
制限時間
宮古島3.0km157.0km42.2km13:30
長崎五島3.8km180.2km42.2km15:00
佐渡4.0km190.0km42.2km15:30
皆生3.0km140.0km40.0km14:30
北海道3.8km180.0km42.4km17:00

高低差

まず、Garmin・COROS で計測した結果を貼り付けておきます。

2017 宮古島
※途中まで計測できておらず最後の 47kmだけです
そこまで厳しい坂はありません。

2019 長崎五島
アップダウンばかりでほとんど平地がないのが分かります。

2022 佐渡
55km辺りのZ坂、160km辺りの小木の坂を除けばフラット。

2023 皆生
40km辺りの大山の上りを皮切りに、厳しい坂がどんどん出てきます。

2024 IRONMAN みなみ北海道
コースのほとんどは高規格道路 (高速道路みたいなもんです) で、ゆるやかなアップダウンが続きます。
2016 の Ironman Cairns のバイクコースもこんな感じだったなあ、と思い出しながら走ってました。



実際に走った感想

宮古島

上りが厳しかったという記憶はありません。
ただ、橋の上の風が結構強かったです。池間大橋、伊良部大橋、どっちだったか、どっちもだったかは忘れてしまいましたが。

重要なのは、4月のレースなので、冬場にバイク乗りこんでおく必要があること。
そこで、このレースの半年ほど前に Zwift に加入しました。
これが大正解で、ローラーがすごく楽しくなり、強風の中でもしっかりペダルを回すことができました。

長崎五島

平地はあまりなく、ジェットコースターのようなアップダウンがたくさんあります。
下りで加速して一気に上り切るのがコツです。楽しいコースでした。

ただ、調子に乗っていると下りのコーナーで曲がり切れません。
私はブレーキが間に合わずに壁(クッションあり)に激突して落車しました…。

レース中は疲労で判断力が鈍ります。ブレーキは早めにかけましょう

佐渡

Z坂 (跳坂) が有名ですが、前半でまだ元気だし長くないので、そこまで大変だった記憶はありません。
それよりも160km付近にある小木の坂がヤバイです。

あと、とにかく長い!
180km とあまり変わらんだろうと思ってましたが、そんな事ありませんでした。
10kmって20分くらいかかりますもんね。
当たり前ですが、きちんと190km走り切れるようバイク乗り込んでおきましょう

あと天気が良いとかなり暑くなります。こまめな水分補給を心掛けてください。

皆生

登りがキツいです。他のレースとは段違い。

友人から事前に、前半40km辺りの大山で頑張り過ぎると後で体が動かなくなる、と聞いていたので、それを守りました。
皆さんもペース配分にご注意を。

その後も上りが何度も出てきてしつこい!

アップもダウンも長めなので、五島のように下りの勢いだけで上り切ることができません。
皆生対策として登坂力を鍛えておきましょう

あとバイクコースとは直接関係ないのですが、超暑いです。
それまでバイクエイドで完全停止したこと無かったのですが、このレースではしっかり止まり、頭から水をぶっかけてもらい、ドリンクやスイカを摂取しました。

梅雨明け直後に灼熱のレースとなるので、暑熱順化をしておきましょう
風呂30分とか、スウェット着てジョグとか、冷房なしでローラー漕ぐとか、色んなやり方があるので、ご自分に合った方法で。
2週間ほど毎日続けるのが肝です。

私としては、皆生が一番短距離なのに一番ハードでした。

みなみ北海道

フラット基調で、ハードではありません。

私のようにバイク練習のメインがローラーの人にはこのフラットコースは向いていると思います。
(だから皆生で苦しんだというのはありますが)

この高規格道路を何度か IC で登り降りするときに急な坂が現れますが、すぐ終わります。

9月中旬の開催ですが、北海道なので気温が低め、レース日は曇天だったこともあり、暑さは感じませんでした。
晴れていたらキツかったかもしれない。

もちろん 180km走り切る脚をつくっておく必要はありますが、レース全体の制限時間もユルユルだし、そこまで恐れる必要はありません。

ずーっと同じ景色が続くので飽きる、というのが最大の難所?

バイクは3種目の中で一番長い

バイクはトライアスロン 3種目で一番長いパートです。

しかもこの後にランが待っているので、余裕を残してバイクを走り切る必要があります。

しっかり練習してレースに臨みましょう!

以下は各レースの体験記です。

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