2019 五島長崎 国際トライアスロン大会 完走

レース

海外Ironman・国内4大ロング全完走の管理人がお届けします

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レース・スイムパート

フローティングスタート。
人混みは嫌だけどドラフティング効果も欲しいので、集団のほぼ真ん中から開始しました。

序盤はまだ体も動かないので、2ストローク 1呼吸にしています。多少抵抗のロスがありますが、楽に呼吸をするのを優先しています。パニックになってスイムで終わるのだけは避けたい。

今大会からコースロープが無くなったようですが、ブイがたくさん浮いてるので酷い蛇行は避けられました。よく運営されている。

そんなこんなで1周が終了し一旦上陸。
時計を見たら36分。その場ではちゃんと計算できなかったけど、予想よりかなり速いのは分かる。
後で計算したら何と 1:53/100mペースでした。練習よりも速い!

コップの水を飲んで2周目へ。

海面がすごいボヨンボヨンし始めました。
皆んなで泳いでできたうねりが漁港のコンクリートの壁にぶつかってるのかな?と思いながら淡々とクロール。
後から聞いたら過去こんなコンディションはなく、風波だろうとのことでした。
風波はサーフィンで慣れてるので焦ることはありませんでした。水を飲まないことだけ注意。

だんだんバラけて来たので、ドラフティングのために積極的に他の人の後ろに付く。今回はそんな余裕もありました。

そして平泳ぎや立ち泳ぎをほぼすることなくフィニッシュ。
何と時計が 8:16 となっている! つまり76分!90分切れればと考えてただけにビックリ。

みんなは風波で苦戦したようですが、自分としてはほぼペース維持できて会心の出来でした。

レース・バイクパート

バイクはアップダウンが激しくて有名なコースです。

走り始めてからケイデンスセンサーが反応してないことに気づく。当日のバイクチェックで見落としてたようです。でも時間・距離・速度が分かれば良いのであまり気にせず。

何度も現れる急な下りはパンターニスタイルでいきました。体を後ろ&低く。脚を温存するために漕ぎません。まあエアロバー握るので本家ほど後ろには移動させませんが。

登りはニガテ。練習はローラー中心、屋外も自宅近郊は平坦ばかりなんで。
出来ることと言えばフロントインナーの多用です。ギアがエアロバーの先ではなくハンドルにあるので面倒ですが、怠ると脚がやられてしまいます。Di2持ってる人うらやましい。

ついついオーバーペースになっていたようで、だんだんと疲労が溜まってきました。
そんな時、急な下りから左へのカーブがあり、パンターニスタイルで下り始めましたが、体幹が弱っててバイクコントロールできないことに気づく。
そこからブレーキ。でもジャックナイフ(バイクごと前転)が怖いし強くブレーキかけられず。

そして減速しきれずに体の右から壁に激突!そして左に倒れました。
壁にクッションがあったので救われました。あれなかったらリタイヤだったかも。。

疲労による体力の消耗だけでなく、判断力も鈍っていたようです。

顔やら膝やら擦りむくも、バイクも体も続行できると判断。係員の方と少し会話してレース復帰しました。

落車により下りの勢いは死んだのでそこから頑張って登る。
傾斜が緩くなって、エアロバーが曲がってる事に気付き、アーレンキー取り出して元に戻しました。

そこからまた漕ぎ始めましたが若干ギアが入りにくくなってしまいました。
これで計5分くらいはロスしたと思います。

また、そこから単独ライドになりました。特に登りでは目標となる選手がいないのはツライです。
落車によるショックも残っており、しばらくはペースダウン。
落車で少し痛んだ右膝とロングライドで痛み出した左膝。とにかくひたすら耐えました。

そう、これは耐久競技なのだ。

そしてバイクフィニッシュ。7時間強かかりました。このアップダウンと強風に落車しては仕方ありません。

ボトルは自分で用意した 2本に加えてエイドで 2本渡して貰いましたが、余って途中捨てたりしました。
ですが、後で他の方のレースレポートを読むとエイドで5本ほど貰っていました。
自分はだいたいあまり水を飲まない傾向があります。ドリンクボトルがハンドルに取り付けるタイプではないから給水が減ってしまうのだろうか。

トランジションではトイレへ。
スタートしてからトイレ入ったのはこの1回だけでした。もう少し水分補給した方が良いのだろうか。水分補給の戦略を見直す必要がありそう。

レース・ランパート

最後のラン。

昨日バイクで軽く走った片道10㎞のコースを2往復。当たり前ですが今日は最北端にチリンチリンアイスの補給はありません。

スタート時はかなり気温が高く、風はあるものの暑いものは暑い。

走り始めてすぐの地点で、宿から車で送ってくれた方々が沿道にいて応援してくれた!すごいパワーをいただきました。

キロ6:20位のペースで入り、気温が高いうちは全てのエイドで補給します。コップの水を飲んで、余ったら太ももにかけるのを繰り返しました。

このコースは下りがキツイ、というか脚が壊れそうで怖かったです。
膝の痛みが爆発しないように慎重に下ります。前傾だとスピードが上がってしまい着地の衝撃で痛みが出るので後傾。下りで後傾フォームは通常NGですがそんな事言ってられません。

あと油断すると膝カックンになるくらい脚が疲れてました。これは初めての経験。
これで怖くなり弱気になり、10km終わる頃にペースダウン。

後は自分より少しほんの少し速い人を見つけては出来る限り食らいつく、というのを繰り返しました。

そして 19km過ぎにGarminのバッテリーが切れました。トラブル無ければゴールはできそうだし、このアップダウンでは一定のペースで走れないし、支障はありません。

半分を走り2往復目。

折り返した頃には日が落ちてきて気温が下がってきました。相変わらず風は強いので、頭首に水をかけるのは止めました。
あとエイドも少しスキップするようにしました。

そうしたら周りの人達は結構エイドで止まっている事に気づく。
そこで、マラソンスタイルで、止まらないようにエイドを貰うようにしてみました。スピードアップはできないがこれならできます。ある程度タイム短縮につながったと思います。

そして残り5kmくらいからなだらかな下り基調。膝は復活していて何とか大丈夫。

若干ペースを上げ始め、残り2kmの看板の通過からスパート!気持ち良く下りを駆け抜けます。
それまでよりキロ1分は確実にペースアップしており、体感でキロ5:30くらい。どれくらいのペースだったんだろう。今になって Garminバッテリー切れが悔やまれる。

でも次の看板を見たら、また残り2kmだったような。。やはり疲れてたんでしょう。
結局、最後のスパートは3kmくらいだったと思います。この勘違い長めスパートが功を奏し、10人くらい抜きました。

沿道のみんながお帰りなさーい!と言ってくれる。
こんな暗くなっても応援してくれている。
本当にありがたいです。

ゴールが近づくにつれて、レースが終わる安堵感とレースが終わってしまう寂しさが入り混じる。

最後にレッドカーペットでサイドの観客とタッチして駆け抜けてゴール!
バラモンキングになれました。
後で順位を確認したら、上位1/3に入れていました。

そして五島うどん貰いに行こうとしたら、トライアスロンのアルファブロガー、るみオカンさんがゴールした!

さすが有名人、ゴール後に色んな人に声をかけられている。私もファンなので頃合いを見て声がけ。

オカンにしては遅いゴールだけど、すごくレースが楽しかった!それが一番!とおっしゃってました。
最後に握手。感激。

短いやり取りでしたが、明るくてとても良い人柄を感じました。ブログの通りの方でした。

そして宿のオーナーが私を見つけてくれて、パネルの前で記念撮影。良い表情してる。

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